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強化クラッチの巻き

ここ数ヶ月、発進加速のクラッチミートはあまり感じないのですが、高速で追い越し加速の為に1速落としてスロットルをワイドオープンにした時、爆発的とも言える加速をするのですが、排気音が一瞬ですがゆらぐ現象がありました。

サイレンサーの音質から来る錯覚なのかも知れませんが、クラッチが滑っているのではと、思うことが多くなってきました。

そこで、湿式多板クラッチプレートも消耗品ですし、5年目4万5千キロのわかばん号もそろそろ交換しても良い時期かもと思い、いつものように折角交換するんだったらとアフターパーツを調べました。

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ありました。 ありました。

EBC ヘビーデューティークラッチプレートとヘビーデューティー強化スプリング! ベビー・ビューティーではありませんぞ。

HEAVY DUTY =〉丈夫な, 酷使に耐える! です。

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イギリスから「ロイヤルメールが労働運動で機能してへんねん。 いつ日本に届くかわかれへんで~。」と大阪弁のメール来て(ほんまかいな~)。
ヨーロッパからの輸入品は、在庫無ければ納期半年はざら。 在庫あったら2週間ほどですかね。 気長に待とうと思っていたら。 期待はずれて1週間で到着。

開封してみます。

クラッチプレートはさすがビュティーだぜベイビー!

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クラッチスプリング見てください! 左が純正。 右は舶来物。 太くて長いぜベイビー。(おっと)

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クラッチプレートもなんかゴツゴツしてて、ヘビーデューティーです。

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それでは、クラッチ交換といきましょう。

スイングアームのピボット部分のフレームキャップも舶来物にしたんですが、発注の時間違って赤のアルマイト頼んだようで。 

開けてびっくり、そんなことアルマイト!

ゴールドに塗ったんですが、素人塗装は輝きません。 後でペイントリムバーで剥ぎます。

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10mmのボックスでクラッチプレートボルトを緩めてゆきます。 そんなに力は要りません。 簡単に緩みます。

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ノーマルのクラッチプレートとその間にある金属のプレートを取り出した順番に並べて置きます。 

そして、交換する新品のヘビーデューティークラッチプレートも並べて置きます。

一番奥と一番手前のプレートがそれぞれ形が異なりますが、中間の8枚は同じです。

クラッチプレートはかなり擦り減っているように見えます。 また、金属のプレートはステンレスと思われますが、高熱で変色したような青い縞模様が特に中間のプレートに多く見られます。

これは、バックトルクリミッター付きのGSX1400ですので、急なスロットルOFFで後輪がエンジンを勢い良く回すエンジンブレーキ時の、後輪タイヤのグリップを確保する為に、わざとクラッチを滑らせてしまう機能で高熱となったのか。 
それとも、パワーアップしたエンジン出力に耐え切れずクラッチが滑っていたのかわかりませんが、最近の症状から考えると後者のような気がします。

もし、ステンレスプレートが高温で青く焼けていたのが本当なら、かなりの温度ですからエンジンオイルの負担も大きかったのではないかと想像します。

ハイカム+FCRで推定160PS(関西K氏のインプレでは180PSはある)ですから、クラッチへの負担は大きいのは当たり前。 それに、巨体とキャンプ道具満載で発進したり、急加速するんですからね。

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ちなみに。 クラッチプレートがどれほど消耗しているか見てみますと。 ノギスで3.2mm。 使用限度は2.92mmですのでほぼ終わりですかね。

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新しいヘビーデューティークラッチプレートを順番に金属プレートと交互に戻してゆきます。

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きれいに収まりました。 あたりまえか!

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そこで、強化スプリングも組み込んで、ヘビーデューティークラッチプレートも入れて、それもシースルーのクラッチカバー付いてるのに外からわからんのは、カスタムフリークの私としては、ハイカムの時のように悔しいので、クラッチプレートカバーを黒に。 ボルトをヨシムラレッドに塗装。 ハケで塗るところがシブイでしょ。

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クラッチカバーを付けましたら、こんな感じですかね。 

おいラッカースプレーとか油性ペイントは高温のエンジンオイルで落ちないのか。 色落ちしたら、また違う色にでも塗りなおして、オイル交換のたびに装いを変えるのも手ですな! とポジティブに。

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さ! 強化クラッチは完成です。 オイルを入れてエンジンをかけて試運転と行きたいところです。

そこで、まずオイルドレインボルトを・・・。

あっ! 4万5千キロを走行してすでにオイル交換も10回を超えているのに、オイルドレインボルトのガスケット1度も替えてないヤンケ。

古いガスケットをニッパで切断して、新しい純正ガスケットをはめて、ドレインボルトを締め始めます。
当然、手で締められるところまで締めます。 もし、ボルトが斜めに入った場合、工具使わないで手で締めている限りはねじ山をナメることは無いからです。

しっかり、新品ガスケットのところまで入りました。 そこで、ラチェットレンチを持ち出して、17mmボックスでギーコギーコ。

「なんか硬いな」「でもガスケット潰れるまで締めないと」・・・・・ギーコギーコギーコ・・・ぽろん。

ぽろん?

ドレインボルトが落ちました。

落ちたドレインボルトを見ると、ねじ山がありません。 
「あっと! ボルトのねじ山ナメてしもた」 「このままだと来週の淡路島行かれへんやん」
でも純正ボルト頼んで間に合うんか?

そうだヤフオクだ! GSX1400用のマグネット付きアルミアルマイトドレインボルト980円! これこれ! すぐ落札!

よしよし、これで、週末はOKだな。

「しかし、なんでそんなに弱いの? オーバートルク? 何度もガスケット交換しないで強く締めていたから? トルク管理してなかったしな~。」

「そうだヤフオク入札したけど、それより南海部品かRSタイチに行けばすぐボルトはあるだろう」とタイチへ電車でGO。

ハイカムでお世話になった整備課のY氏
「これと同じドレインボルトありますか?」 
「ちょっと見せてください」
「これ見てください、アルミがねじ山に付着していてポロポロ取れてきます。」
「それが?」
「これは、ボルトがナメているのではないですね~。」
「は~?」
「オイルパンのねじ山がナメたのです!」
「なに! ワカパンなめとったらあかんで~!」
「オイルパンです!」

と、言うことは。 
「ドレインボルトを買っても仕方ないと言うことですか!」
「ハイ!」
「次の週末ツーリングあるんですが。」
「オイルパン外せますか?」
「たぶん。」
「外して持ってきたらヘリサートできますよ。」
「・・・そんなんお金がヘリサート」
「とりあえず帰ってオイルパン外してみます。」

えらいこっっちゃ!

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帰宅して、オイルパンを取り外してみます。
よくオイル交換しているので、中は綺麗ですね。

とか言ってる場合か!

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オイルドレイン穴を見てみますと、ネジ山がほぼ脱落。

左上のガスケットをつぶす際のトルクで逝ってしまってます。

今からタイチに引き返し、ヘリサート?

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待て!!  わかばんガレージには、部品取りエンジンがもう一基あったぞ! と裏へ行くと。

ありました。 ひっくり返すと、オイルパンとドレインボルトも健在。

開けてみますと。 オイルが劣化して、コールタールのようになっていますが使えそう。

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きれいにチェーンクリーナーで内外を磨き、ガスケットを外します。

ガスケットは硬化してパリパリです。 このエンジンはK1だったかな。 ガスケットは再利用できませのでカッターできれいにリムーブです。

新品のような輝きになりました。

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わかばん号側のガスケットはまだ柔らかく、若干切れましたが耐熱シリコンシールで補修。 

接触面を脱脂して、シリコンシールで完璧にオイル漏れを防ぎます。
オイルパンは常に高温のオイルで満たされていて、オイル漏れ出やすいですから。

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さ! 新品のようなオイルパンが戻ってまいりました。 ねじ山もOK。

ちなみに純正のオイルパンは1万1千円台。 ガスケットは800円台です。
作業はたいへんですけど、血相変えて心配するほどのことでもありません。
これで週末のツーリングもOKです。

試運転しました。

クラッチレバーは当然重くなりましたが、以前からセミラジアルレバーで軽すぎたので、適正な重さと申しましょうか。
また、発進も遠かったクラッチミートポイントも近くなり、でもクラッチの切れも良い。 満点でございます。

クラッチの滑りらしきものもなくなりました。

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来週のツーリングに備えて、マジカルレーシングのアンダーカウルを新調。 

前回も同じGSF1200用。 これで3代目。

なぜか、このベーシックな形が好みなんです。 今回は、エキゾーストパイプが触れて焼けないように、リューターとヤスリでエキパイにあわせてカットしました。

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22日の北川圭一ライディングスクール用に、騒音規制適合マフラーであるストレートサイクロンに変更。

でも、走行フィーリングや音はテーラーメードのアンダーベリーのほうがヨカです。

クラッチプレートボルトが赤になったので、そんなことアルマイトのフレームキャップも間違って注文した赤でOKということで。 一件落着~く。
Commented by ゆず at 2009-11-04 17:00 x
確かに1日・3日一般的に休日ありましたけど。
ドレンボルト買いに移動した時間、アンダーカウル加工の時間、他の作業時間

最近交換したパーツより作業時間が気になります。

やっぱりワカバンさんにかかれば
材質変わってもアンダーカウル付きますね。

おそるべし。
Commented by 稲場 at 2009-11-04 18:02 x
やっちゃいましたか~。ボルト。私も以前、オイルパンなめて若干太め、確か軽四のボルトをねじ込みました。
思わぬ出来事に私はシックハックしますがわかばんさんの機転、センス、ヒネリ、情熱にはいつも感動です。
他車種の友人にここを紹介してますがセンスのよさコメントの楽しさ、構成を大絶賛してました。
Commented by キムハル at 2009-11-04 20:26 x
いゃぁワロタ、ワロタ!わかばんさんサスガです!


自分の失敗(失礼!)をこれだけあからさまに嫌味なく書くのは自虐ネタと思われがちで避ける人が多いと思いますが、あにはからんや、書き手の自信の現れです!


稲場さんが同じ経験をしていたなんて、稲場さんを見る目が遠くから富士山を見るような遠~い目になってしましました。


試行錯誤には失敗は付き物です。トライアンドエラーで行けば、ヘビーウエイトであろうがベビーフェイスであろうが、何でもOKです!
わかばん精神で明るく楽しくみんなで盛り上がりましょう!


ちと堅いコメントでしたか?
Commented by キノ at 2009-11-04 21:57 x
見てるとクラッチ・OILパンも一瞬の出来事のように記載されているのがスゴイ(^^;
ヨーロッパには多くのパーツが出ているのですネ。
暫く静かなヨシムラ管でイキますか(^^V
Commented by wakaban0925 at 2009-11-05 07:16
ゆずさん 1日は雨の降り始めた午後から夕方にかけてオイルパンナメるところまで行きましたね。 

次の2日は仕事があったんですが、夕方にRSタイチ行って夜にはオイルパン交換しオイル入れてエンジン始動まで。

そして、3日は東京へ移動が関空12時の予定だったので、午前中にアンダーカウル加工と取り付け、試験走行までやりました。

カーボンのアンダーカウルはおっしゃる通り硬くて、ダブルクレードルフレームに広げて取り付けは厳しかったので、エキパイに沿って整形した後、曲げの負荷で亀裂が入りそうな部分に切り込みを入れて、曲げても割れないように工夫しました。

ただ1点問題が残っているのが、エキパイ集合部に耐熱テープを巻いてカウルと直接接触しないようにしていますが、試験走行時に過熱して煙が・・・。 週末の淡路島でどこまで焦げるか見てみます。

焦げたところは後日穴あけて、エキパイを開放してあげないと。
Commented by wakaban0925 at 2009-11-05 07:20
稲場さんもですか! オイルパンのドレイン穴形状みると、最後までオイルを排出するために、完全に円形になっていないで、目の検査のCマークのようになっていて、これが強度を落としている原因と思います。

皆さん。 ドレインボルトは規定トルクで締めましょう。
Commented by wakaban0925 at 2009-11-05 07:32
キムハルさん 失敗事例については、その時は血相変わりますが写真を撮り続け、結果オーライで文章を貼り付けます。 ほんとに失敗して壊したらブログには登場できませんよね。

どうなるかわからない心境で、写真を撮り続けるのは、国際ジャーナリストが戦争やテロを写真取材している時のような心境に近いものがあります。

自分の都合で写真を撮らない。
現実を報告するために、読者の目で出来事を忠実に報告するです。

昔の幼少期の写真で、ハイチーズで撮った写真は魅力ないけど、泣いていたり、ふくれている写真がなぜか当時を思い出すきっかけになるような。
Commented by wakaban0925 at 2009-11-05 07:37
キノさん この一連の出来事は3日を凝縮していますが、1日の出来事に圧縮しました。 ゆずさんへの返信に時系列を入れました。

竜洋テストコースのライディングスクールには、さすが爆音マフラーでは、スズキさんと北川氏の手前複雑なものが・・・。

でも、ストレートサイクロンの盲腸摘出しているので、結構うるさかったりして。
Commented by ひとぽん at 2009-11-05 14:56 x
ちわっすバイク用の強化クラッチってやっぱ握りが重くなるんですね、ワカバンさんのおやじぎゃぐも更にグレードアップされたようでしかし拝見する度にカッコ良くなってますね。今度の淡路島ツー晴れるといいですねぇ
Commented by wakaban0925 at 2009-11-05 15:19
ひとぼんさん そちらの月曜日中部も晴天をお祈りします。 30%くらいですかね雨の確立。 晴れろ~!

強化クラッチスプリングは10%強化と書いてあるので、理論的には10%レバーに握りも重くなると言うことですかね。

K-FACTORYクラッチリリース付けて10%軽くなったようですから、これで差し引きゼロなんですが、ブレンボのセミラジアルポンプが軽い!  小指以外は1本で引けましたから。

指1本でクラッチ操作はまずしませんので、丁度良いとはこのことです。 セミラジアルも良いですよ!
Commented by ひとぽん at 2009-11-05 18:51 x
有り難うございます。ケンゴさんにかなりお世話になってます、何故かイベントの日はピンポイントで降水確率が上がりますが…


Kファクトリー俺も欲しいです、見た目もカッコいいっすよねぇ。ワカバンさんHIDってどこの入れてみえますか?
Commented by wakaban0925 at 2009-11-05 19:14
HIDもすでに2代目でして、四輪用HIDを使っていて、ツーリング前日急に球切れたので急いで南海部品の店頭で買ったので、たぶんサインハウスです。 たぶんです。
Commented by 信州K at 2009-11-05 23:22 x
オイルパンのメッキ化を期待しちゃいましたw
Commented by wakaban0925 at 2009-11-05 23:25
信州Kさん そこは見えないし、汚れがひどくなるので意味無いような・・・。 クラッチプレートカバーのメッキ化なら価値ありっすよね。
Commented by 藤井 at 2018-01-14 22:04 x
gsx1400の強化クラッチについてお聞きしたいことがあります
by wakaban0925 | 2009-11-04 00:37 | スペシャルチューン | Comments(15)

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