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FCR負圧バランス取りに挑戦

燃料噴射のスロットルボディでも、アナログなキャブでも各シリンダーの同調がきれいに出ていると、ガバ開け加速時や全閉エンジンブレーキ時にはわからないけど、微妙なスロットル操作時にエンジンが華麗に反応し、そりゃ幸せな気分に浸れるものです。

わかばん号も新車納車後250Km走行時に、スロットルを一定に保つ(定速走行時)にギクシャクがひどかったのでスロットルボディの負圧を4連バキュームゲージ(負圧計)で測ったら、エライ狂っていてビックリしたことがありました。 その後同調を取りイリジウムプラグに交換したら、すこぶる快調になった記憶があります。

もし、ギクシャクやドンつき出ている方は、スロットルボディのバランス取りと、イリジウムプラグに交換おススメです。

さて、FCRキャブの同調なんですが、室内でタンク外して神経を集中して行います。 ので、排ガス対策が必要です。
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こんな感じです。

強制的に吸い出します。

ヨシムラストレートに、Bitoの傷ついたサイレンサーの筒だけをかぶせて、排ガスが室内に漏れないようにします。 そして、エンジン前方から強力な扇風機をあてます。
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FCRのTOPキャップを外します。 FCRキャブはさすがレーシングシーンでの調整を考えて設計されていますので、必要最小限の取り外し工程で、ジェット類やニードル、そしてパイロットスクリュー等にアクセスできます。
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各気筒の負圧バランスは、7mmのナットを緩めて、中心のマイナススクリューを回転させると、フラットバルブを上下に0.6mm上げ下げできるようになっています。

ナットやスクリュー・ボルトに至るまで、レーシング専用パーツ品質と言いますか、バイクを整備しているような工具の感触ではなく、そうですね・・、時計を分解して組み上げているような精密な感触が工具から伝わってきます。  時計用精密ドライバー使うんですからね。
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FCRキャブには負圧取り出し用の穴がありません。 レース用には、ファンネルに直接あてて計測するタイプの負圧計を使うのですかね。

バキュームゲージを使うために、以前2次エアー吸入システム用のダイアフラム用にスピゴットに穴あけましたので、そこにゴムホーム用アダプターを取り付けます。

この作業中気づいたのですが、2番のスピゴットの穴のメクラボルトにはめていたゴムのリングが切れて、そこからエアーや気化ガソリンがかなり漏れた形跡がありました。

オイル漏れはないのに、リアスイングアームに油のようなものが帯のように付着していて気になっていたのですが、これで原因がわかりました。 伊勢から潮岬に行くときに気づいたので、かなりの距離を2番からのガソリン漏れやエアー噛みで走っていたことになります。 調子悪くなかったけどね。 それが大まかにセッティングしても走るというFCRたる由縁ですかね。
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4連バキュームゲージをセットして・・
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燃料タンクから、リターンホースに入れた三又からホースをとり、そこから自然落下してくるガスをFCRに供給します。

エンジンON。 排ガスが室内に滞留しないので、余裕をもって調整できます。

FCRキャブの同調調整は、前出の7mmナットを緩めて、精密ドライバーで中心のマイナスボルトを回します。

しかし、中心のボルトを回すだけでは負圧計は動きません。 ここが、通常の同調とちがうところで、7mmのナットを締めこんで初めて負圧計の針が移動します。

たとえば、1番シリンダーの負圧が高いと、7mmナットを緩めてからセンターのボルトを時計と反対方向に若干回してから、再び7mmナットを均一なトルクで絞めてから負圧計を確認します。

4気筒ともぴったり合うように、アイドリングを微調整しながらこの作業を何度も続けます。

負圧同調は成功。

パイロットジェットを90°だけ締めこんで、低速域を微妙に薄くしたので、以前と比べると1000回転から3000回転までのレーシングがとてもスムーズですばやくなりました。 また試乗しながら詰めていきます。
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さて、同調は取れたようですが、メクラ蓋をしっかりしないといけません。

また、今までは約1cmのボルトをこの穴に入れていたので、当然スピゴットの中で邪魔な突起がありまして、通常使用で弊害を感じることはなくっても気持ち悪い。
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ということで、スピゴットの厚さに合うねじを作ります。
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アルミですので、ディスクグラインダーでスパっと切れます。
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今度は、ゴムのリング状のガスケットは、4連バキュームゲージに付属してきましたが、それは耐久性に疑問がありますので、液体ガスケットを使用します。
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スピゴットに内面にでる部分にはガスケットを塗布しないで、ねじ部分に塗ります。

ここで結構苦労したのが、2番・3番にねじをハメる作業。

紙テープでボルトを固定して、逆さにしても落ちないように、ガスケットを塗ってそろそろ絞めます。
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何とか成功。

苦労して成功した時の安ど感と、なんとも云えぬ達成感。
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完成!

パワーフイルターは専用清掃液で清掃中ですので、試乗は明日です。 楽しみやな!
Commented by hary@千葉 at 2009-05-07 21:46 x
いやぁ~、ガレージ「ワカバン」と言いますかw
チューニングショップ「ワカバン」でしょうかww

TZ250の同調は目視と感でした。
レース車両は基本「全開」と「全閉」ですから大幅に差が無ければ支障はあまり無いんですかねぇ。
2サイクルツインのCRですから比較に成るか解りませんが・・・
Commented by wakaban0925 at 2009-05-07 22:22
ライコスミーでも調子は悪くなかったんですが、2500回転付近でのバラつきが気になって同調作業しました。

レース用パーツを市街地用に設定するのは、もしかしたら間違いかもしれませんがね、でもFCRいいっすよ総長!
Commented by こーぢぃ at 2009-05-07 22:25 x
大まかなセッティングであのパワー感w
完璧なセッティングが出ればものすごい事になりそうな予感です。
簡単な取り外しでセッティング可ってのもポイント高いですね!
Commented by hary@ホントは興味津々 at 2009-05-08 01:49 x
多分凄いんだろうなぁ・・・
きっと面白ぇ~だろうなぁ・・・
番長は頼めば乗らしてくれるだろうケド・・・

世の中のには知ってしまうと幸せな関係を続けられなく為る事もあるんだよなぁ・・・(自爆)
Commented by wakaban0925 at 2009-05-09 00:10
試乗結果です!

バランスが取れたので、クラッチミートからモリモリトルクが出て、アイドリングでもスタートできそうな感じになりました。
少し薄くしたのも好結果だったかも。

3000回転までの市街地走行では、スムーズの一言。
ガバ開けは以前と同じようにパワフルっす!

>知ってしまうと幸せな関係を続けられなく為る事もあるんだよなぁ

総長! 絶対にわかばん号試乗しないほうがいいです。 こーぢぃ氏のように悩み始めますから。 これほんと。
by wakaban0925 | 2009-05-07 21:25 | スペシャルチューン | Comments(5)