パワーコマンダーの効果
2005年 12月 23日
このマップはBITO R&DのチタンとK&Nのリプレイスメントフイルター装着後、AIR/FUELゲージを見ながら微調整し、かつ走行しながら最も自分のフィーリングに合った数値となっています。
給排気系をいじったときにノーマルECUのマップではカバーできない部分の微調整にパワーコマンダーを用いるわけで、付けたからパワーアップするものではありません。
パワーアップ?はエンジンの絶対的なピークパワーやトルクの向上でしょうが、パワーコマンダーはむしろ、常用域の燃調を微妙にコントロールできるところが利点です。
スロットル開度20%以上は、はっきり言ってかなりの加速状態にあり、微調整は不要で、抜けのよい分濃い目に振っているだけで、現在加速感はたいへん満足しています。
燃調をいじるためには、自分のフィーリングですると足回りの設定のように、わからなくなったり堂々巡りに陥ったりしやすく、AIR/FUELゲージ(ワイドバンドコマンダーなど)で数値化して、また走行中のフィーリングとA/F計を常時観察しながら少しづつ決めていきます。
濃いとパワー出ているように思いますが、エンジン自体の回転上昇やフィーリングが悪く、振動も多くなり不快になりますが、薄すぎるとスロットルへの反応がイマイチになりパワーが出ません。
私の場合は、最初AIR/FUELゲージを14/1(理想混合比に近い)に設定し、その後加速時に12/1前後、減速時に15/1とし、走行しながら特に3000回転前後の一定速度走行時にはむしろ薄めに振って、エンジンの振動を抑えて快適なクルージングをしています。
ですから、給排気系のリプレイスがパワーアップ手法ですが、パワーコマンダーはその燃調を微調整し、もっともそのマフラーやフイルターに合った燃料噴射を実現するものです。
結果、そのマフラーが歌っている性能を実現できるものです。
「自分のフィーリングにエンジンを合わせることができる」のですから、ぜひ自分でトライしてみてはいかがでしょうか。