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10年10万Kmオーバーエンジン整備の巻その六最終回

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完成しました。 と、マイトメンテナンスの山本氏より画像が送られて参りました。
この角度が一番男前でんな~。

エンジン始動のムービーも。
GT380時代のヘッド面研後圧縮の上がったエンジンのキックスタートが、ノーマルエンジンと違って「スコスコスコ」が「コリコリ」となりましたように、踏み下ろす足に圧縮比アップを感じたのを今も鮮明に覚えています。
このムービーのエンジン音から、ヨシムラストレートからのサウンドが以前に比べてハリが出た感じです。

今週週末の引き取りと試乗が楽しみです。 4月に入ってからですが、確か9日10日に広島のNAPSにブルーライトニングさんが来ます。
前回の浜松NAPSでのICONⅢ調整+パワー測定と同じ条件で、圧縮比アップによるパワーの差異を確認したいと思います。

すぐにでもダイナモ乗せたかったんですが、山本氏よりピストンリングが新品なので、300Kmほどアタリを付けて欲しいと。

それであれば、広島まで約300Kmやんけ~。 1人でも雨天中止で行こうと思いますが、関西のメンバーとか相談して広島焼きと帰りは四国若鳥のモモヤキツーリングにしてもええかもです。


以下最終組み上げ時の様子です。
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カムカバーのボルト用雌ネジが切れてしまっています。 これはヘッドカバーを現在の赤シュリンク塗装に変更したときに、締めすぎてナメました。

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山本氏よりスマホに電話が入り(一昔前は携帯にですが)リコイルしときましょうか? よろしゅ~に。
ということで、キレイに修復して頂きました。 このカムカバー、パーツリストでは単体で売ってないんです。
確か恐ろしいことに、シリンダーヘッドアッシーで発注だったかな、記憶が怪しいですが以前も発注をやめましたんで。

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パーツを磨いて組み込んでくれます。 この辺り彼の作業は緻密です。

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新車の当時の輝きに近くなっていきます。 こうなってくると、再び見えないところもきれいにしようかという気分になりますね。
やはり、経年変化とライダー自身の経年変化で、磨くという楽しみが、あ~また一走りしたら汚れるがな~。 に変わってしまうとダメですね。

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ダイナコイルへのケーブルも、自分で導線に半田付けてよじったのを止めていましたが、コイルを外す時に簡単に外れてしまいました。
走行中だったら、2気筒が死んでたいへん。 ここも氏は正しい本来あるべき方法に戻してくださいました。

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ラウンドオイルクーラのフィンも、高圧洗車ノズルで潰れた部分を一枚一枚元に戻してくれた様子。
バイクへの愛が伝わってきます。

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心臓のコレステロール除去と、心臓弁の摺合せ密着及び心室血流効率向上手術を終えました。

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これで、また5万キロは乗れそうです。 5年後にもう一度腰下も含めたOHをする予定ですが、16バルブの交換は必要になるでしょう。
その新品バルブは直近の見積もり約6万円強。 それまでに程度の良いエンジンがあればオークションで落札しておくのもいいかもしれません。

マイトメンテナンス山本さん。 ありがとう!


by wakaban0925 | 2016-02-23 20:00 | スペシャルチューン

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