FCRメンテとブローバイプレート

わかばん号を大阪岸和田のわかばんガレージに連れて戻りました。

2011年もいろいろありましたが、アクシデントも無くバイクライフを満喫させてもらいましたので、感謝の気持ちで冬場のメンテに入ります。

今年のトラブルと言えば、車検後に戻したFCRのオーバーフローと、インテークマニホールドからのエアー噛みでのアフターファイアーですが、どれもキャブレターに関係あることですので、FCRのオーバーホールを開始してみます。

a0001020_18355820.jpg
タンクとサイドカバーを取り外せば、赤い結晶塗装が目立つシリンダーヘッドと、お揃いのFCR41が見えてきます。 すでにインシュレーターとスロットルワイヤーも取り外しているので、FCRのボディが左に歪んで見えます。

実はFCRのボディを引き抜いた時に、ゴム製のインシュレーターに斜めに入っていて、正確にはこの写真のように、歪んでエンジンに取り付けていました。 インシュレーターとマニホールドに1番と2番に4mmほどの段差できている状態で走っていたようで、ま~FCRのタフさに改めて感嘆させられることに。

8月の車検後取り付けたパワーフイルターを取り外して洗浄してみます。 専用洗浄液をフイルターにスプレーして10数分後、シャワーで流してみると赤いはずのフィルターオイルが黒く汚れて流れて出てきます。

FCRに戻して、紀伊半島の中心まで2回と大阪-東京、そして山形から青森に入って東京。 そして房総半島と距離、悪路も含めてフイルターには厳しい環境だったのでしょう。 洗浄後は真っ白になりました。 これを良く乾燥させて、またK&Nのオイルを塗布して、FCRのOHが完了したら取り付けます。

ダイナミックなパワーフィーリングや、セッティングの出しやすさは、ショートファンネルとラムエアースポンジカバーのほうですね。 でも、パワーフイルターだと、スロットルガバ開けのキーンというエアー吸い込み音が聞けて楽しいのです。 歳取って高周波音聞こえなくなるまではパワーフイルターでいきますか。

a0001020_18363472.jpg
今回のOHは、オーバーフローの原因と思われる、ガソリン油面が定位置まで来るとガソリンを止めるフロートバルブ交換です。

パッキン類交換とガソリン流路ジェット類の掃除も行います。

フロートバルブは東京のにりんかんでは取り扱い無と言われ、ビトーR&Dに通販お願いするか、以前パッキン類を入れてもらったRSタイチに注文しようと考えていましたが、東雲のライコランドに行った時にたまたま、「まさかFCRの補修パーツ無いですよね?」と聞いてみたらなんと、「フロントに在庫ありますよ!」さすがライコ。

a0001020_18365094.jpg
オーバーフロー。 つまり、水道で言うところのパッキン劣化による、水漏れは、フロートバルブの交換につきます。

ただ、埼玉のクマさんは、経年変化でフロート油面設定がずれてオーバーフローをFCRで起こしていたらしく、そのケースも想定に作業を進めようとして、メインジェット交換用のドレインを見ますと、なんと変な汚れが底にこびりついています。

a0001020_18371474.jpg
良く見ると、タンクの錆とかではなく、ゼリーのような物体。 そこにゴミ。 それも1つだけ特にひどい。 

これは正常ではありません。 8月の車検でFCRに戻す前に一度外しているところなんで、その時は無かった汚れです。 この物質は結局判明せず。 耐油性液体パッキンのような・・・。

油面を一定に保つために、フロートバルブとバルブシートが密着してガソリンを止めるので、タンクの錆とかですと一旦フロートチャンバーのガソリンを抜いて一気にガソリンを流しこんだらゴミが取れるとか、オーバーフローももっと派手にエンジン下部から流れてくるはずなんですが。 オーバーフローしたり、しなかったリとランダムな状況を想定すると、このゼリー状の物体がフロートバルブにも付着していたと考えられます。
なんか辻褄が合いそうですがまだ不明。

a0001020_18373036.jpg
スロートカバーを外して、加速ポンプもOHして、キャブクリーナーで洗浄。 キャブ本体は部品が多いし細かな作業となりますので、1気筒分づつフロートを外していきます。

a0001020_18374576.jpg
これは4番シリンダー側ですね。 フロートバルブもフローとシートも問題無いようですが、次の3番が良く漏れていたので取り外しが楽しみ。 4番をとにかく仕上げようとライコで買った新品バルブシートに交換と思ったら、バルブシートを忘れてきたがな~!! 

今日の作業はココマデ。

a0001020_1838190.jpg
あまりにも予定外の肝心な部品の忘れもので、少しへこんでいたら。

思い出しました。 交換する予定のブローバイカバー。 このカバーはスロットルボディ下にドカッとスペースを占領し、見るからになにか重要な部品でも入っているん? というたたずまい。

a0001020_18381511.jpg
取り外してみると、中はただの迷路で空洞。

高温になったクランク室のエンジンオイルが混じったガスを、再度エアクリーナーBOXに戻す時に、この大きな空洞と曲がりくねった迷路で冷やして、オイルとガスを分離する役割があるようです。 

a0001020_18382982.jpg
わかばん号はエンジンオイル給油口から、クランクのエアーをオイルキャッチタンク経由でシリンダーヘッドの2次エアーシステムで吸っていますので、この大きなカバーは不要で栓をしていました。

a0001020_1838488.jpg
そこで登場しました、わかばん号の新しい削りだしパーツ! ブローバイプレート!

箱が板のようになったのでプレートですかね。

a0001020_1839028.jpg
結局これにもめくら蓋をして、2次エアーシステムを利用したレデューサー機能に影響が出ないようにしています。

タンク下のエンジン後ろのキャブの下は、知ってる人でも見えないところ。

また見えないところに金を使ってしまう悪い習慣が・・・。
[PR]
Commented by tk at 2011-11-27 03:07 x
このプレート僕も付けてます、スッキリしていいですよね。僕は寺本さん所の減圧バルブなのでここがスッキリしているおかげで取付けも楽でした。
Commented by どりーむ at 2011-11-27 06:44 x
>良く見ると、タンクの錆とかではなく、ゼリーのような物体

わかりました・・ これはあまりにも美味しいモチュールなるものを惜しげもなく与えているために 悪玉コレステロールです。

先日みせてもらったこのプレート裏にきちんと迷路を作ってましたね・・すごい! 自分もほしいけど大変高いんだよね~
Commented by matukiti at 2011-11-27 07:28 x
自分は、FCRのドレインに溜まった不純物として、塗膜の様な物が溜まってた時がありました。その時は首都高のトンネルの中で突然エンスト、何とか再始動後に戻ってFCRを分解すると、車体色と同じ薄い破片が幾つか溜まってたんです。その時も「これがSUZUKIクオリティ」と納得しましたけどねww
Commented by wakaban0925 at 2011-11-27 12:04
tkさんそうでしたね。 オイル注入口からホースを取り出すと、サーキット走行で160Km以上でオイルがクラッチプレートの遠心力で噴出してきますんで、ブリーザ-プレートの迷路が必要なようです。 

ブリーザ-プレートから、オイルキャッチタンク経由でもいいんですが、ホースを見せたくてそのままメクラ蓋で行きますね。
Commented by wakaban0925 at 2011-11-27 12:07
どりーむさん これも次回スープアップで削ってもらいましょう。
Commented by wakaban0925 at 2011-11-27 12:09
matukitiさん キャブ不調は必ずメンテで治りますよね。 インジェクションはセンサーやらECUやら、インジェクターの詰まりやら、原因不明で困りますもんね。

ところで matukitiさんはどの車種の4連FCRでしたっけ? ノーマルのインシュレーターにそのまま付いてました?
Commented by KUMA at 2011-11-28 11:37 x
お疲れ様でした。
キャップに溜まったヤツは、もしかしたらフィルターオイルでは?
空燃比が薄いと吹き返しが増えるので、エンジンを止めた後にパワーフィルターに付いたガソリンと共にアイドルポートから下に垂れて少しずつ溜まってくる・・・なんて、推理してみましたがどぉでしょう。
Commented by wakaban0925 at 2011-11-28 14:37
KUMAさん なるほど! かなり角度が高そうな推理でございます。 逆にそれ以外は考えにくいですね。 パワーフイルターにオイルを塗布する前はドレインに汚れが付いていたのを見たことがありませんから。 OH終えたら調子の良かったファンネルに戻そうかと思います。
by wakaban0925 | 2011-11-26 22:44 | わかばんの簡単講座・その他 | Comments(8)

wakaban's GSX1400 blog

GSX1400 Explorer