DYNA COILへの昇格

金曜日に出張で大阪に入り、週末の中部餃子ツアーとハイカム組み込みも無事終わり、今週も大阪で仕事です。

今日月曜日は実は予備日。 明後日の東証一部上場企業の定時株主総会本番と明日のリハーサルの為に大阪に滞在しますが、準備がスムーズに行ったので何も予定がなくなりました。

単身赴任先の東京本社に戻っては、交通費の無駄使いと管理部からお叱りを受けそうなんで、大阪でじっとしています。

でも。 じっとしていられないのが私でして。 昨日寝る前に、何かバイクで手を入れるところはなかったか考えてみました。

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そうそう。 1年ほど前にイギリスから取り寄せてそのままにしていたDYNAコイル。

ドラッグレーサーのイラストがそそるパッケージの、高性能点火コイル。 本場アメリカンドラッグレースではこのコイルの使用頻度が多いようです。

エンジンは。 良い混合気・良い圧縮・良い火花と中学の技術の時間に教わりましたが、イリジュームプラグに交換して、走行がスムーズなったことを経験しているので、さらに火花が強いといわれるDYNAコイルは、エンジンフィーリングがどのように変わるのか楽しみです。

コイルを交換と言っても。 GSX1400専用ではない汎用品ですから、コイルホルダーへの加工や、DYNAコイル用の高圧ケーブルへの交換、それにDYNAコイルは電圧供給側のカプラーが無く、ねじ込み式なので配線も加工して、はんだ付け作業や絶縁も必要となります。

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まずは、DYNAコイルの実力を実験してみます。 目視ではスパークの比較はできませんが、スローシャッターで撮影すると、若干の違いがわかります。

DYNAコイルのほうがノーマルよりもやや力強い火花かな。

スパークプラグに火を飛ばすためには、高圧の電圧が必要です。 通常1万~2万ボルト程度の電圧に昇圧するために、今回のコイルと言うものがあります。

コイルはバッテリー電圧を入力する1次側と、スパークプラグへ向かう2次側で回路が分かれています。 回路が分かれているのになぜ電気が、それも大きなボルトの電圧が流れるのか。 

それは強力な電磁石に、薄く絶縁した電線をぐるぐる巻きにしていて、磁界が変動した時の誘導電流で大きな電圧を出すようにしています。

電線に永久磁石を近付けたり、遠ざけたりすると電流が電線に流れる実験を小学生の頃誰でもしていますが、覚えてますか?

1次側をたとえば100巻き、2次側を200巻きとした場合。 電磁石に入力した電圧の倍の電圧が一瞬取得できます。 これを100巻き対1000とか、1万とか上げてゆくと、12Vを数万ボルトに変換できるという訳です。

ただし流れる電流が小さく、時間も一瞬なので、何万ボルトでもチョトピリピリ感電しますが、命に別条はありません。 送電線の何万ボルトは黒こげになりますから、決して触らないように。 余談ですが、人間がいちばん感電死しやすい電圧は200V前後だそうですよ。 何千ボルトとかになると、弾き飛ばされてやけどとかで済むケースもあるようですが、200Vは人間の筋肉を硬直させる電圧だそうで、一度握ると手も腕も体も動かなくなり、ヤバイそうな。

家庭用の100Vも心臓を電流が通るとヤバイので、左手でコンセントは触らないように!
知っトコ!

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イギリスから取り寄せたDYNAコイルに合う2次ケーブルと、プラグキャップをエンジンに装着してみるとこんな感じです。 

ケーブルをリアサスと同じパープルにしましたが、コイルは外から見えませんので、これまた自己満足の世界でんな。

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DYNAコイルを、ノーマルのコイルから外したブラケットに取り付けるために、穴あけ加工します。

斜めに2本飛び出している部分が、スパークプラグへの2次ケーブル取り付け部分ですが、角度や大きさから、コイル本体を90度回転させないと付きません。

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穴の位置が決まったら、左右対称なので、左右仮止めしてドリルで穴あけしちゃいます。

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ホルダーに収まったコイルに1次側ケーブルを取り付け。 M6ボルトですが、ピッチが違うようで渋い。 アメリカ制コイルですから、インチかも。 しっかり導線をワッシャのように丸くしてハンダを流して固定。

走行中外れたら2気筒死んで失速ですから。

ちなみに、1次側の抵抗値を測ると、ノーマルコイルで2.3Ω。 DYNAコイルで3.2Ω。 つまり、1次側の巻き数も多いのに、2次側で3万ボルト以上を出す、ヘビーデューティー仕様。

また、ノーマルに比べるとかなり重たいので、電磁石も大きいと想像できます。

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1次側が出来たので、2次側の高圧ケーブルを専用の金具を付けて押し込んでいきます。

この作業がケッコウ大変。 一度入れるとストッパーが効いてもう外れませんから、慎重に。 完全に入りきったら確認できないので怖いっす。

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これが高圧ケーブルの中心導線。 黒い部分はグラスファイバーの芯に巻かれた細いコイル状になっていて、曲げや振動ではビクともしない感じ。 それをさらに太くグラスファイバーで絶縁して、最後にパープルのシリコン系皮膜で覆っています。

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外から見たら、このケーブルしか見えません。 でも、高級コイル+高級ケーブルなんすよ。

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結局ハイカム組み込み作業の倍ほど時間かかって、途中で数回挫折しそうになったけど、エンジン始動。

さて乗り味は。

DYNAコイルという先入観があるかもしれませんが、低回転からいきなり「ゴリゴリ」加速するような。 そして、今まで低回転からいきなり開けるとFCRキャブの加速ポンプと言え、ちょと躊躇してからモアッっと加速が始まっていたのに、それがいきなりドッカン爆発的な加速! ドラッグレーサーみたい!

エンジンの爆発が向上したのか、エンジンの振動もやや大きくなったかも。

でも、定速度走行では、スムーズな氷の上のような回転域も顕在。

ノーマルコイルに1次電圧昇圧装置つけるタイプも良いようですが、このレース部品もエエよ!
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Commented at 2010-12-21 00:05 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by wakaban0925 | 2010-12-20 19:58 | スペシャルチューン | Comments(1)

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