ギネスものヨシムラハイカム5台交換作業
2009年 09月 12日
事の発端は、club1401関西の事実上リーダーK氏が東京へ単身赴任になり、関東メンバーで歓迎会を催した席で、ハイカム装着率(コアメンバー比率)が半分を超えている関西と信州から、酒の勢いも手伝って関東メンバーがハイカム装着0であることに話が波及し、ハイカムも高価なものではあるのですが、工賃がやはり5万弱で手が出ない。 それでは、関西チームがお手伝いするから皆でハイカム入れる作業しましょとなりました。
ヨシムラST1ハイカム自体は、不人気車であるGSX1400ですから、ショップに在庫はありません。
関東・関西で手分けして、大量に注文してもっともメリットを出してくれるルートを当然探すわけです。
結果! 大阪のRSタイチ阪奈本店さんが値引きに加えオリジナルTシャツまで。 そりゃ今回で定価では60万円以上の話ですからね。 RSタイチさんありがとうございました。
ヨシムラでは納期は1ヶ月となっていましたが、3週間弱で仕上げてくれました。 そこで、さいたま市のメンバーの資材置き場に集合となったわけです。
新規加入にはメンバーの紹介で、基本メンバー全員に打診して、異論がでない条件でメンバー加入とステッカー・ワッペン配布となります。
閉鎖的なクラブです。 自分も最初は違和感はありました。 でも、メンバーさんと交流して約3年。
メンバーさんに共通した次の要素があることに気づきました。
スズキを愛している。スズ菌保菌者呼ばれてもうれしい。
GSX1400でスズキ本社に行くと帰ってきた気分になる。
GSX1400のイベントには基本毎回参加したいと思う。
GSX1400の開発の意図が理解できていると思う。
GSX1400の話題で最低4時間飲める。
GSX1400が汚れるとやや恥ずかしい。
GSX1400を降りると比較的おとなしい性格。
GSX1400に乗ると性格は変わる。
集合時間の1時間前には集まってしまう。
乗用車などとは一緒のペースで走れるわけがないと思う。
初対面は若干人見知りの傾向で、名前を覚えようとしない。
3回ぐらい会ったら仲間意識が突然芽生えてくる。
決して自分を自慢しない。自分のカスタムも自慢はしない。
万一他車種に乗り換えても外車かカワサキである。
たぶん一生GSX1400で出会った仲間として付き合う。
この条件をクリアーし、毎回イベントに参加していると、声がかかると思います。
なぜ? 上の条件を外れた行動を取られたら、メンバーが傷つくからです。
仕事じゃないから利害関係は無い。 だから大切な関係なんですね。
この仲間意識が、ハイカム組み込みのように、万一しくじったら廃車になるようなリスクも取ると自分は解釈しています。
2台はすでに朝早くからタンク外してくれていました。
今回は5台同時作業。 それぞれのオーナーはシリンダーヘッドカバーを外せるところまで作業を各自します。
今回の5台のオーナーは、それぞれ作業経験あります。 肝心のカムシャフトの入れ替え以外はほっておいてもサクサク作業されています。
シグナルジェネレーターカバーにこびり付いたパッキンをへらできれいに落とします。
今回驚いたのは、皆さんネジ1本まで愛しているということです。
とつぜんリフトで屋根が出来上がります。
こりゃリフトでエンジン降ろしたりの作業もできますな。
おにぎりとスペアリブとドリームさんがフイリピンより持ち帰った日本では輸入できない色素が付いている赤いウインナーはうまかったっす。
カムチェーンテンショナーのボルトが固着してとれません。 ヘキサゴンボルトの頭をナメてしまいました。
溝を掘ってハンマーで無理に回す方法を取るには、エアクリーナーBOXを取り外す必要がありますが、これは自分が経験済み。 エンジン乗せる前に取り付けていると思われるBOXは外れません。
そこで、ノコギリで半分に切断してBOXを壊しました。 そうです! 1本のネジを緩めるために。
作業が大変なのはこのような状況があるからです。
結果エアクリーナーBOXは無くなり、途中で42パイファンネルとRUMAIRフイルターを買いに行って、アルミオイルキャッチタンクも取り付けて、なんかわかばん号に一歩近づいてきました。
午前9時からバーベキュー昼食をはさんで、午後5時には5台のハイカム交換完了。
GSX1400の1台1時間20分前後のペースでのハイカム5台交換作業は、たぶん世界では類を見ないことでしょう。
次の埼玉せんむガレージはフロントフォークOHですかね!(^_^.)