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FCR装着後の調整

無事FCRで走行し、ある程度納得の行く結果を残して帰ってこれましたが、FIエラー表示以外に2点改善できる問題を残しました。

まずは、スロットルOFF時のアフターファイヤーです。

ヘビューチューンエンジンみたいである意味いいのですが、GSX1400は2次エアー取り入れによる、低公害エンジンを少し目指しているので、2次エアー取り入れをキャンセルしたら、エンジン構造上特にアフターファイヤーが起こりやすいのかもしれません。

前回の奈良で、2次エアー取り入れ口のパイプを外して走行したら、加速が鈍く使い物にならないエンジンになることがわかりましたので、このシステムは意外と重要かもしれません。
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そこで、またキャブを取り外し、2次エアー吸入システムを稼動させる為に、スピゴットにM5のタップを切り、バキュームゲージに付属していた負圧取出し用のアダプターを使う計画です。
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まずはM5タップ用の5mmの穴をスピゴットに開けます。

スロットルワイヤーの取り外しが邪魔くさいから、キャブをそのままで作業してますが、本当はいけません。

アルミなので、簡単に穴が開きますが、アルミの削りカスがインシュレーター内に入らないように細心の注意を払います。
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その穴にM5タップ・ピッチ1mmを切って行きます。

タップは必ずオイルを刺しながら行います。
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バキュームゲージ付属のアダプターがシックリ入りました。
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耐熱シリコンを少し塗布したアダプターをスピゴットに固定し、2次エアーのダイヤフラムにつながるゴムホースをすべての気筒に取りつけます。

本当は、このすべての気筒からの負圧取出しは、バキュームセンサー用で、2次エアー用の取り出しは、確か3番シリンダーからの1本の負圧ホースなんですが、これでFCRキャブのバランス取りたいときに使えますからOKかと。
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次に、プライマリスロットルポジションセンサーが、インジェクションの噴射時間のみならず、点火時期のマップにも影響があった検証で、FCRのスロットルを開けたときに、濃いガソリンに対して、進角しないと加速が鈍くなりますので、FCRのシャフトのカバーを壊して外して、センサーを取り付けました。
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センサーの片側のネジ止め用の出っ張りは邪魔なので、削り落とし。 シャフトにセンサー稼動部分を接着します。

接着には、シリコン接着剤を使用しましたが、弱い場合はエポキシ樹脂かなんかに変えます。

FCRキャブの回転での開度は約90度。 ポジションセンサーも90度。 たぶん大丈夫でしょう。

これで、加速のパワーが更に上乗せされ、定速走行ではスムーズな乗り味となるはずです。
by wakaban0925 | 2009-03-10 01:32 | スペシャルパーツ

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by わかばん