FCR取り付けに大きなハードルが・・・
2009年 02月 10日
要するに、FCRの2番と3番のピッチが約4mm狭すぎるのです。
マニーホールドの組み合わせの問題かと前回片付けていましたが、どう組み合わせても4mmが問題として残ります。
しかし、このキャブとワンオフのマニーホールドで実際福岡のサンタバイクが走らせたはずですよね? 当時のマシンはK1。 わかばん号はK5ですが、シリンダーヘッドのピッチ変ったとは考えにくいのです。
もし、このブログをご覧になって、なんか解決方法ご存知の方、教えてください。
もし、2番3番のセンターのピッチを4mm広げられたらすべての問題は解決するので、このFCRの販売元のBito R&Dに電話します。
イキナリ、FCRのピッチ変えろみたいな電話は失礼と思いまして・・。
「御社のFCR41を持っているのですが、年数も経っているのでパッキン類の交換を含めたオーバーホールは可能ですか?」
「はい! オーリング等の交換とオーバーホールですと、4万円台ですね。 5万円は行かないと思います。」
「それと同時に、4連FCRの2番3番のキャブのピッチを4mm広げることは可能ですか?」
「ピッチを狭めることは不可能では無いのですが、ピッチを伸ばす為には特別にシャフトを用意する必要があり、その在庫も現在無いと思います。」
「CRはまだ融通がきくのですが、FCRはほぼ無理だと思います。」
ガ~ン~!
ピッチを変えるのは、簡単だと解釈していた自分に、衝撃波が・・・。
「それでは、新品のFCRをこちらが指定するピッチでセットして販売してもらうことは可能ですか?」
「え? 車種は何ですか」
「GSX1400なんですけど」
「・・・・・・・」
結局解決策なし。 特注も不可能のようで・・・。
電話の最後には、インシュレーターで誤差をカバーしてくださいとのこと・・・。
おい! これはどう解釈したらいいのか? GSX1400専用のピッチのシャフトを持ったFCRは作れない?
そうしたら、この今目の前にあるBito R&Dのステッカー付いたキャブは、GSX1400用組まれたものでは無いのですね。
そして、現在のわかばんのトライでは、専用マニーホールドもフィットしないのですね。
実際。 FCRを4気筒ともインシュレーターに入れて、マニーホールドを1本だけのボルトで固定して、どれだけズレルかのテストをしてみたら、マニーホールドのボルト穴をすべて開けなおして、さらにシリンダーヘッドにマニーホールドとの段差が各気筒約2mmほど出るので、それをルーターで削らないといけません。
このように壁にぶち当たったときは、無理しません。 意外と別の日にトライすると名案が沸くものです。
取り付けとエンジンテストは今日は不可能とのことで諦めます。
次に、課題となっていた、燃料ポンプでFCRにGASを圧送し、リターンしてもオーバーフローしないかのテストです。
写真では見えませんが、リターン側が、前出のFCRメクラ蓋にタンクからのコック部分につなぎ、コックをオープンにしました。
でついに、イグニッションを入れて、燃料ポンプを稼動させてみます。
見えにくいですが、思い通りに燃料ポンプから圧送されたGASはFCRに一旦入り、余分なGASがリターン側からタンクに戻ります。
オーバーフローもリークも現状ありませんので、この試みは成功ですね。
この祭日に、また何らかのトライは試みますが、皆さんの忌憚ないご意見ご指導をお待ちしております。(^o^)/