人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ハイブリッドFCR化+NOSという発想(パート1)

2008年も奇想天外なGSX1400の改造を続行したいと思います。

当初からの累積訪問カウントも約10万件の大台を超え、観閲件数もそうですが、コメントを頂けたり、このブログの影響を受けて趣味の世界が広がったとか、そういう声をお聞きするたびに、更に改造熱が上がってまいります。 今後ともよろしくお願いいたします。


ある山を制覇した登山家が次の難関と言われている未踏の山を目指すように、自分の体力や精神力が続く限り、DIY続行です。

B-KINGが街を走るようになっても、完成品を乗り回すんではなくって、限界まで力をつけた荒々しい油牛を手なずけて、ジェントルに街を流す。 男の(^^ゞロマンです。



さて! 「ハイブリッドFCR化+NOSという発想」という大げさなタイトルでございますが、ヨシムラST1カムを装着し、今までに無い最高のエンジンフィーリングを手に入れた今。  メーカーの開発OBから直接耳にしました、「GSX1400のエンジンは大切に乗れば20万キロは平気で走る」の言葉に、GSX1400そのポテンシャルの深さに驚きながら、さらなる深みへハマってまいります。
ハイブリッドFCR化+NOSという発想(パート1)_a0001020_19531919.jpg
そうです! ついに手に入れました。 禁断の果実FCR41。

コレだけは手を出してはならぬ。 と心に決めていたのに、某オークションで10万円の中古を見つけてしまいました。

これに手を出すと、パワーコマンダー自体の存在理由もなくなるし、スロットル開度40%で自動的にワイドバンドコマンダーでONになるNOSや、暖機運転時のファーストアイドル・気圧変動補正・気温補正・エンジン温度補正・・・、すべてインジェクションに関係ある美味しい機能は棄てなくてはなりません。
これに手を出した理由は、ワンオフ物アルミ削り出しインシュレーター。
ハイブリッドFCR化+NOSという発想(パート1)_a0001020_2021273.jpg

これはレアです。

正確にはアルミ溶接してますんで、ビレットとは言えないですが・・・。


BITO R&DのFCR39ものGSX1400K1は雑誌でもMCショーでも有名ですが、ストックのゴム製のインシュレーターを正円41Фに広げ、その中に39Фスピゴットを埋め込む手法を取っています。

BITO R&D方式ですと、シリンダーベッドのインテークも39Фに合うように拡大する必要があり、ポン付けはできないと思います。
実際ノーマルのインテークは楕円ですが約34Фで、それに39Фスピゴットですから単純に2.5mmの段差がインシュレーター部分にできちゃいます。
走らないとは言えないですけど、気持ち悪いっすよね。
ハイブリッドFCR化+NOSという発想(パート1)_a0001020_20272219.jpg

しかし、このワンオフ物は、ノーマルのインテークの楕円に合わせて作られていて、このインシュレーターで絞込みされているもので、インシュレーター自体が楕円34Фから41Ф正円に変換されているものです。

こんなに口径に差があると、41ФFCRでなくても、たぶん37Фくらいのほうが扱いやすいかもしれませんが。
ハイブリッドFCR化+NOSという発想(パート1)_a0001020_2030415.jpg

このインシュレーター(マニーホールド)これはかなりのお値打ちものと見ました。

FCR自体はかなり汚れていましたが、各部動きとも問題ないようです。
ハイブリッドFCR化+NOSという発想(パート1)_a0001020_20383540.jpg

インシュレーターに付着してきたガスケットをきれいにリムーブしました。

出品者は「これは詳しい知人が作ってくれて、200Kmほどしか走ってない」と書いていましたが、走行距離より何より、かなり長い時間放置していた可能性があります。

それはガスケットが付着してガスケットリムーバーとカッターナイフで破壊しないと取れなかったからです。

それに、ガソリンメインラインからのガソリン漏れ跡。 これはシッカリ止めてなかったからで、そのガソリン付着跡が、かなり古い汚れとなっていました。

FCRを外して保管していたホコリとかでなく、バイクに取り付けられていて、一度もキャブの外部を洗車してませんな!

想像ですが、41ФのFCRではセッティングが合わず、走りにくかったので、あまり乗らなかった。 そして、その後長く放置したGSX1400を売るときに、コレだけばら売りしたのでしょう。
ハイブリッドFCR化+NOSという発想(パート1)_a0001020_20421638.jpg

スロットルボディーを取り外し、すでにある燃料ポンプから分岐したNOS用のガソリンラインをFCRに持って来れば、すぐに動くと思いますが、セッティングとなれば大変でしょう。

そこで、こう考えました。

せっかくGSX1400のインジェクションは優秀なのに、その恩恵をすてるのはもったいない。

FCRフラットバルブのスロットルレスは、BITO氏のレポートにもあるように、グースの350CCピストンで1500CCにするより、効果があったとありましたので、FCR化は魅力的。

それじゃ、FCRのメインジエットやスローを絞って、半分の役割を与え、インジェクションをスピゴットか、マニーホールドもしくは、FCRの背面からパワーコマンダーで噴出を絞り込んで、両方を同時に使用する、ハイブリッド?? いやスイッチしないからFCR&インジェクションのアライアンス?
ハイブリッドFCR化+NOSという発想(パート1)_a0001020_21433.jpg

それに加えて、さらにECUもサブコンも生きているので、NOSのフォガーノズルをスピゴットに差し込む。

これは理論的には可能と思いますが、えらい事になりますな。

回りからは、ほんまアホやとか言われながら、GSX1400をさらに魅力的なマシンにするために頑張ってまいります。 ご期待ください。
by wakaban0925 | 2007-12-28 21:19 | スペシャルパーツ

GSX1400 Explorer


by わかばん