ビレットエンジンカバーと故障した吸気圧センサー
2007年 10月 13日
GSX1400は2005年物で3年目突入ですが、新車の時まれにアイドリングが乱れてエンストすることがありました。
前回の全国ミーで一般道を走行中エンジンが何度もストールしてストップ。
ヒヤヒヤしながら帰ってきました。
症状が出てエンジンがストップしても、イグニッションOFF-ONでまた正常に走り出します。
これは、何らかのセンサーの電子部品がおかしいか、カプラー接続の接触不良かと思いましたが、エンジンがおかしくなった時に黒煙が出ていたとメンバーに指摘されたこともあり、まず点火系では無いことが確実で、スロットルポジションセンサーが支配する高速走行ではあまり症状が出ないので、低回転時に燃料噴射量を掌るセンサー自体の不調と症状を分析していきました。
油温が高いときに症状が出やすいので、エンジンの熱を受けやすい位置にあるセンサーで、燃料値の補正ではなく、低回転時の燃料の基本量を決めるセンサーは??
吸気圧センサーしかありません。
タンクの真下、シリンダーヘッドの真上。 アイドリングがおかしくなった時、このカプラーを外したら正常に戻ったことがあったので、迷わず新品を購入し交換!
何と! 4000回転あたりまでの吹き上がりが見違えるように変わりました。
アイドリングもメチャ安定しました。
結果が良かったので、このセンサーの不良ということで。 問題解決!!
今までに交換したのは、フューエルポンプリレー(錆びた)とこの吸気圧センサーの2つになりました。
【ビレットエンジンカバー】
次は嫁をだまして輸入した、ビレットエンジンカバーの取り付けをしました。
右側のシグナルジネレーターカバーは、新しいパッキンを用意するだけで、問題なくポン付けできました。
さらにビレットパーツの輝きが増しました。
問題はジェネレーターカバーです。
今まで開けたことないし。 ジェネレーターコイルの移植もあります。 ちと不安な思いで、これまた新しいパッキンを用意して作業開始。
エンジンオイル交換と同時に作業します。
ジェネレーターカバーを外すと、コイルが付いてきます。
エンジン側のフライホイールは磁石になっていて、ボルトをすべて外しても強力な磁力でカバーは外れてくれません。
さすが、1400CCのエンジンともなれば、これくらいの大きなジェネレーターが必要なんですね。
スターターアイドルギヤーシャフトもカバーに支えてもらっていたようで、外れてきました。
ビレットカバーにコイルを移動し、純正のカバーを見ながら正確にコイルを取り付けます。
コイルを止めるボルト穴がビレットカバーに一つ多く、純正のコイルアッシーにも使われていない穴があったので、純正よりも1本多い5本のボルトでコイルを固定しました。
恐らく、純正より柔らかいアルミなので、ボルトの締め付けトルクを控えめにして、5本で止めるのかもしれません。
組み込み前に、サービスマニュアルでは、カバー取り付け時に正確にカバーが組み込まれるようにグロメットが2カ所使われていますが、このグロメット回りには液体パッキン塗布の指示があります。
耐熱性液体パッキンを裏表に塗布して、エンジン本体の油分も布とチェーンクリーナーなんかできれいに脱脂してから、はめ込みました。
強力な磁力に耐えて、少しづつはめ込んで・・・・OK!
これで、今日の難関は無事突破ですが、スプロケットガードも取り付けていきます。
これはノーマルのカバーと交換するタイプのもので、案外簡単な作業でしたが、付属のアルミ製ボルトは柔らかく、少し油断して締めすぎると頭をナメます。
輸入物のボルトとか何でヤワなんだ?
と考えていましたが、もし頑固なボルトでエンジン本体を痛めてしまうより、合理的な考えなのかもしれませんね。
で今日の作業は終了です。