ワイドバンドコマンダーでのNOS作動
2006年 03月 30日
ニトロと呼ばれているような、爆発的なエンジンにダメージを与えそうな加速ではなく、2サイクルエンジンのパワーバンドのような切れのよい加速を体感。
6速から試験し、前回5速でスロットル約50%オープンでスイッチをONにし、更なる研ぎ澄まされた加速を経験。
次に4速・3速とテストしたくなるのは仕方ないことです。(^^ゞ
しかし、なぜNOSをONにするために、アーミングスイッチ(燃料ポンプを回して、ホーンボタンをNOSに切り替える)を入れてから、さらにホーンボタンを押さなくてはならないか?
それは安全の為でしょうか。
NOSのインストラクションによると、さらにこの回路にスロットル全開時にやっとホーンボタンを有効にするマイクロスイッチの取り付けの指示がありますが、GSX1400を全開にしてドラッグレースをするわけではないので、はじめからスイッチ取り付けは省きました。
今回は、アーミングスイッチをONにしただけで、ホーンボタンを押さずにワイドバンドコマンダーによる、自動NOS運転のプログラムと配線をし、低いギヤーから高いギヤーまで、スロットルの開度で自動運転をできるようにします。
そもそもワイドバンドコマンダーは混合気比率(A空気とF燃料)A/F比を表示したり、データロガーによる記録機能がメインの仕事です。
このA/F比のおかげで、集合管やらK&Nフイルター、そして今回スロットルボディーに直付けしたRAMAIRフイルター使用での微妙な空燃比を表示してくれて、パワーコマンダー(燃料噴射を制御するサブコン)の設定が楽にできました。
もしA/F計がなかったら、自分が納得できるセッティングは出なかったでしょう。
もし、ベストなセッティングが出ていても、気付かなかったでしょう。
ワイドバンドコマンダーにはあと一つ優秀な機能が付いています
それはスロットル開度をエンジン回転数をA/Fと同時にモニターしており、その一つまたは組み合わせによる設定でリレーをONにできるという機能です。
スロットルを開け閉めすると、1%単位でめまぐるしく開度表示が変化します。
バイクにまたがり、大体の経験値で、加速状態を想定してスロットルを開けてみます。
高速道路を想定して、ガバッと開けた感触でモニターを見ると約40%開度。
全開したときにNOSが噴射されるとベストタイミングですが、NOSがONになって実際エンジンに変化が現れるまで、約2秒ほどタイムラグがありました。
そこで、50%のスロットル開度でワイドバンドコマンダーがNOSをONにしたとしたら、50%~全開まで、いきなりガバ開けではなくある程度ジェントルに開けて約1秒強。
まず、50%でNOSがONになるようにプログラムします。(とりあえず)
スロットル開度50%以上でありかつ、エンジン回転数が3000rpm以上のときにONとしました。
NOSのインストラクションでは2000rpm以上となっていますが、なんかそれって4輪のイメージと思います。
これはA/F計ですが、赤いLEDが点灯しています。 このLED(警告灯)も別設定可能。
今回はスロットル開度50%で光るようにしました。
キャブレター車では、このような自動運転は不可能に近く、FI車だからこそ微妙なFI設定もできます。
さてこれでNOSの自動運転が可能になりました。
と言うことは・・。 LOからでもNOS効かせてシフトアップも可能に・・・。
お~恐怖(^^ゞ